ページ: 01 | 02 | 03 | 04 | 05    モノクロvisual 01  | 血と薔薇・夜想幻想文学

■B-03885
白雪姫幻想      sold out

内田善美/サンリオ/1979
初/30px21p/状態B/絶版/定価\980

活動を停止して久しい内田善美がもっとも輝いていた70年代末の作品集。所収作品は「オレンジ月夜のイカロス」「白雪姫幻想」「若草物語」「薔薇の午後」「ルシへェルの木」「スノーホワイト グラフィティ」 ディテールまで精緻。

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■B-03929 
草迷宮・草空間     sold out
 
内田善美/集英社/1985 
7刷/A4/状態C/スレ 少ヤケ/品切れ/定価\880

ちょっと気恥ずかしい80年代の風俗(カフェバー、DCブランド、テクノポップ)を背景にして、猫、金魚、少女人形をもモチーフとした三題噺めいたお話。イラスト集などの人気も高い内田善美さんですが、こちらはれっきとした少女マンガ・・・・ですよね。

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■B-02969
星の時計のLiddell 1-3巻 sold out

内田善美/集英社/1:]1988 2:1985 3:1986
1巻:9刷 2巻・3巻:初/A5/状態B/絶版
1巻:シミ/ピンナップカード付/定価\880×3


1970年代にデビュー、精緻な絵と巧みなストーりーテリングにより、多くのファンを得ながらも1984年に断筆した内田善美さんの作品の中でも最も評価の高い作品。夢の世界に取り込まれる青年ヒューの物語。表紙の絵の美しさに心奪われます。

■B-02878
聖パンプキンの呪文     \12000

内田善美 /新書館/1978
初/B5/状態B/表紙少キズ/品切れ/定価\1500


少女マンガというジャンルに入れてしまうのがはばかられるほどの広範囲な力量をもった内田善美の作品には根強いファンがいます。デュラック、カイ・ンールセンなどの作風にも似た装飾性の高い、耽美的で精緻なイラストが堪能できる初期の作品集です。

■B-03616
フェアリー 妖精幻視            \1950

井村君江/新書館/1989
初/25px19p/状態B/定価\2575


美少年、バレーなどど共にいかにも新書館らしい「妖精」をテーマとしたムック。詩歌に歌われ、絵画や絵本、物語に描かれた愛すべきファアリーの世界を紹介。                

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■B-03466
アカシア騎士団    \1350
 
金井美恵子/新潮社/1976
2刷/四六/状態C/カバ 表見返し遊び紙張替え補修あり/定価\850


古書店から購入した銅版画に想を得て創作された小説「アカシア騎士団」。その著者であった男のもとに、その小説に書かれたフィクションが実際にもあったことでもあるという・・・という不可解な手紙が届く。不条理感をたたえた表題作をはじめとして、一クセも二クセもある短編集

■B-02873
すばらしい魔法使いオズ        \1200

L.フランク・ボーム著/W.W.デンズロー画/東京図書/1989
2刷/四六/状態A/箱/品切れ/定価\2060


カンザス名物のたつまきに家もろともさらわれたドロシーは、不思議な国に着陸する。なんとか故郷に帰りたいドロシーは、脳みそを欲しいかかし、心臓を欲しいブリキの樵、勇気を欲しい臆病ライオンとともに、大魔法使いオズの住むエメラルドの都目指して旅に出る。基想天外なストーリーの裏にひそむ風刺や深い意味を十分に味わえる、全く新しい「オズ」物語。

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■B-03415
長靴をはいた猫  夢の王国シリーズ sold out

シャルル・ペロー 訳:澁澤龍彦 画:片山健/大和書房/1974
5刷/A5変/状態B/絶版/定価\1200


グリムやペローの童話には残酷な要素が多数含まれていることは衆知の事実であり、また多分にエロティックな解釈も可能とされてきました。表題作「長靴をはいた猫」のほか「シンデレラ」「眠り姫」などの隠れた意味を澁澤龍彦が読み解きます。片山健の挿画も心なしか意味深!! ところで澁澤のこれらの童話翻訳は雑誌「アンアン」の創刊当時(1970)の連載でした。あの頃の「アンアン」執筆陣の豪華さは半端ではなかった。


詳細
■B-02874
ジャンとナナ       sold out

谷崎水紀/幻冬舎/1999
初/四六/状態A/帯/品切れ/定価\1600


過ぎゆく季節のなかで黒猫ジャンとナナが織りなす、甘く、せつない物語。おそらく撮影場所は東京と思われるのに、まるでパリの街角やアパルマンのような雰囲気をかもし出すスタイリッシュなモノクローム写真集。


詳細
■B-02693
Endless Night 2001−連夜の街    sold out

石内都/ワイズ出版/2001
初/22.5px18p/状態B/定価\3500


何の衒いもなく実存に迫る写真を撮る写真家、石内都。本書は「アパート」「絶唱・横須賀ストーリー」を経て1981年に発表した「連夜の夜」の最プリント版。「赤線跡の、人間のいとなみとしての象徴的建造物には、時代の現せ身の切ない美しさと醜さが表面に浮き上がる。」

■B-01741
イット アールデコ文学叢書    
 sold out
エリナ・グリン 訳:松本恵子/奢覇都館/1983
初/24px18p/状態B/絶版/定価\2500


昭和初期に翻訳出版されたローリング・トゥエンティのモダニズム小説を80年代に奢覇都館が復刻。フラッパー女優クララ・ボウの主演によって映画化もされ、セクシーとかセックス・アピールとでもいう意味の「IT」という言葉は流行後にもなった。他愛もない大衆小説ながら、アールデコ時代の風俗が垣間見られ、興味深い。

■B-01691
怒れる女たち     \1500

編:アンドレア・ジュノー&V・ヴェイル 訳:越智道雄/第三書館/1995
初/文庫/状態A/定価\2884

サンフランシスコを拠点に十年間不定期刊行され、日本で「今世紀最大のネタ本」と囁かれてきた『RE/SEARCH』企画「怒れる女たち」の全訳。この時代この地球上における不平等を最も鋭くかつ詩的に批判してきた女性パフォーマー15人へのインタビュー

■A-00947 
シュルレアリスム宣言 溶ける魚     
sold out 
アンドレ・ブルトン/訳:巌谷國士/學藝書林/1977 
2刷/A5/状態B/箱・帯 シミ 赤ライン2箇所/定価\2,000


ブルトンによって1924年に「シュルレアリスム宣言」が刊行されてから50周年にあたる74年に記念出版された本書には、初版以後所収されて来なかった「溶ける魚」を所収。野中ユリ、中西夏之、高梨豊によるシュルレアリスムへのオマージュともいえる作品も併録。

■B-00473
ユリイカ シュルレアリスム     
sold out
青土社/1977
4刷/A5/状態B/定価\780


巌谷國士、阿部良雄、高橋康也、マンディアルグ、アラゴン、ブルトン、エルンスト、種村季弘、澁澤龍彦、天沢退二郎、岸田秀、岡谷公二 他。コンパクトに多角的にシュールレアリスムを俯瞰する特集号。

■B-00474
ユリイカ アントナン・アルトー     
 sold out
青土社/1998
初/A5/状態B/定価\1500


アルトー生誕100年を記念した充実の特集号。シュルレアリスムのはみ出し野郎アルトー自身が自らの狂気や自殺について綴っているエッセイや書簡などを数多く収録。生前には正当な評価を受けなかっただけに、気になる芸術家ではあります。

■B-00247
レーモン・ルーセル 無垢の人     
sold out
ミッシェル・レリス/訳:岡谷公二/ぺヨトル公房/1991 
初/A5変/状態A/絶版/定価\2,200

世紀末を生きた大いなるディレッタント、レーモン・ルーセルの生涯。幼少の頃より身近にあったミッシェル・レリスによって書かれたルーセル読本。その奇想の謎を解き明かす自身による「私はいかに或る種の本を書いたか」を併録。ルーセリアン?必読の書。

■B-00304
超男性   sold out

アルフレッド・ジャリ/訳:澁澤龍彦/白水社/1975
初/四六/状態B/箱・帯・絶版/定価\1,200


その奇行の故にシュルレアリストの先駆といわれたジャリにより1902年に発表された本書は、レーモン・ルーセルの「ルクス・ソルス」や「アフリカの思い出」などと並ぶ奇書。

■B-00539
代書人バートルビー バベルの図書館H 
 sold out
H.メルヴィル 解説:J・L・ボルヘス/訳:酒本雅之/国書刊行会/1988
初/菊変/状態A/箱・月報/定価\1,300


「白鯨」で有名なメルヴィルですが、その彼も1920年代に発掘されるまでは「忘却され見棄てられた作家」であったという。本書はメルヴィルのもうひとつの傑作であり、夢想の作品化である。(ボルヘス)

■B-00484
天童大人 詩集 エズラ・パウンドの碧い指環  
sold out
天童大人/北十字舎/1995
初/970部限定/21.5px13.5p/状態A/献呈印・署名/定価\3,500


本邦初の「即興朗唱家」天童大人の装丁も美しい詩集。ところで「朗唱」とは最近はやり?のポエトリーリーティングとはどう違うんだろうか?ちなみに天童氏はザウツブルグでひと夏ガリーナ・ヴィシネフスカヤ教授(ソプラノ)のマスタークラスを受講しているとのこと、そのあたりが何かミソかも。

■B-00793
不思議図書館   \3,000

寺山修司/PHP研究所/1981
初/A5変/状態A/品切れ/定価\1,200


寺山自身が日本や欧米の古書店で見つけ、手に入れた奇書を紹介。 「髭のある女の実話画報」「フェチシズムの宇宙誌」「大男を愛するための図鑑」「ポウの謎をとく書誌渉猟」などのジャンルによって語られるそれらは、寺山ワールドを形づくるために一役も二役もかったに違いない。いつの日かこれらの本を商いものという思いを新たにした店主です。

■B-00776
薔薇色のゴリラ 名作シャンソン百花譜    
sold out
塚本邦雄/人文書院/1977
重版/四六/状態B/定価\1,900


塚本邦雄のジョルジュ・ブラッサンス狂いは寺山の「不思議図書館」の「歌うゴリラのシャンソン読本」でも紹介されているが、本書ではその歌うゴリラ、ブラッサンスをはじめとした往年のシャンソン歌手とその持ち歌を論評。ピアフ、ダミア、グレコなどは勿論のこと、パタシュー、アモン、ムルージ、バルバラなど通好みが並んで、さすが。ちなみに、この歌人にかかるとジョニー・アリディやシルヴィ・バルタンばかりでなく、ボリス・ヴィアンやムスタキまでがまがいもの扱いにされてしまうのでした。

■A-00872
蝶とヒットラー  \2,000

久世光彦/日本文芸社/1993
初/状態C/品切れ/定価\1,600


こちらは、ドールハウス、剥製、昆虫、義眼、ナチの軍服、どこか陰湿なフェティシズムを感じさせる久世光彦のマイ・フェイバレート。それぞれと出会える場所、それを扱う店や人の探訪記。それらとは直接には関係ないのですが、アッジェ風のモノクロ写真が随所に挿入されています。
 

■A-00849
夜なき夜、昼なき昼  
sold out
ミシェル・レリス/訳:細田直孝/現代思潮社/1975
新装初/状態C/絶版/定価\1,200


シュルレアリスト、ミッシェル・レリスによる、1923年から1960年の長きわたる夢日記。夢であるからシュールなのは当然ではあるが、特に解説や解読がされるわけではなくとも、レリスの意識、無意識的な精神活動を垣間見るようで興味深い。

■A-00848
鉛の夜  
sold out
ハンス・ヘニー・ヤーン/訳:佐々間穆/現代思潮社/1969
新装初/状態C/品切れ/定価\550


夜の闇に塗り込められた見知らぬ街、美しい顔の娼婦も弟である少年もその体は漆黒の闇であった。地下の裂け目の様な空間に住む自分の若い頃とそっくりな少年もまた、美しいそのわき腹の底なしの闇のような孔から鮮血を流していた・・・・。この不条理はたとえていえば、カフカのような、安部公房のような、硬質でシュールな幻想か。

■B-00790
妖都  sold out

津原泰水 カバーイラスト:金子國義/講談社/1997
初/四六/状態B/品切れ/定価\1,700


現代日本のホラー小説界の俊英と目される津原泰水の、なるほどこれがホラーなんだと納得させられる力作?少し消化不良気味なシチュエーションもあるけれど、ここまで妖気迫るアンドロジナスの描き方ってかつて無かったかも。ところで「ホラー小説」とミステリーや幻想小説の違いって何なんでしょう?

再入荷
■B-04031
悪夢の館 ホーンテッド・マンション     \2000

仙波龍英・挿画:丸尾末広/マガジンハウス/1990
2刷/四六/状態B/カバ 品切れ/定価\1100

ミミズと戯れて悦楽の世界に遊ぶ少女、美しい女達を生きながら蝋人形やホルマリン漬けして淫靡な夢に溺れる男、淫蕩で醜悪な家政婦により異常性欲者にしたてられ、次から次へと娶った新妻を貪り食いつくす男・・・どれもこれも常軌を逸したエロでグロなこのセンスはどうだ。B級ホラーと言ってしまえばみのふたもないけれど、意外にもその力量はなかなかのもの。丸尾末広の挿画でおぞましさが倍増です。

■B-01692
奇談クラブ(全) 野村胡堂叢書     \3000

野村胡堂/桃源社/1969
初/四六/状態B/帯少ヤブレ/絶版/定価\780


文藝春秋の文芸誌「海」に掲載した、ぽるつがる奇談「悪魔の館」に、「流行通信」、「ノラ」などの女性誌に掲載した「ババリア童話集」を併せ、草刈順の風雅なイラストを添えて出版されたいかにも須永朝彦らしい短編集。

■B-00557
屋根裏の散歩者     
sold out
長田ノオト/秋田書店/1994
初/A5/状態B/マンガ/定価\950


猟奇趣味の長田ノオトが乱歩の代表的推理作品「屋根裏の散歩者」を劇画化。どこか稚拙な絵のタッチが同人誌的で健気?です。

■B-00558
夜間閲覧室  
 sold out
長田ノオト/東京三世社/1988
初/A5/状態A/帯/マンガ/定価\690


人形、少女、義眼、・・・・・長田ノオト好みのグランギニュール的モチーフがいっぱい。

■B-00849
思春期と不能の愛の実験    
sold out
成田朱希/北宋社/1991
初/A5/状態C/マンガ/定価\1,500


性的不能、不貞、幼児嗜虐・・・・などなど扱うテーマはかなり危ないのですが、ベルメールやサルトル、デズモンド・モリスを引用するなど、作者はセンスが良くてインテリジェンスのある人のようです。ちょっと分かりにくいストーリー展開が不条理感を高めています。

  ■B-02313
幻獣標本採集誌    \1850

江本創/パロル舎/2006
初/A5/状態B/帯/定価\2310


「待望第2弾!!江本創の精妙な生物達の変異。祖父の汚名をすすぐべく、未確認動物を探す未知の冒険の旅に出た孫娘アナスタシアの驚異的な成果。傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、貪欲、暴食、色欲、7つの悪徳の容貌を視る。」人を喰った内容ながら、オカルティックな標本の精巧な出来に思わず拍手。

■B-02295
AMERIKAN TATOO    sold out

ALAN GOVENAR/CHRONICLE BOOKS/1996
四六/状態B/英文


アメリカにおけるタトウの歴史や様々なタトウの図案を多数の図版で紹介する小冊子1冊、絵ハガキ15枚、タトウシール3枚をブック型のケースにセットしたアートボックスです。

  ■B-02303
トイレの文化史    \1200

ロジェ=アンリ・ゲラン 訳:大矢タカヤス/筑摩書房/1987
初/四六/状態C/背痛・帯/品切れ/定価\1900


人間の排泄作用とその排泄物処理の仕組み全般について、歴史的に探索の手をのばした異色の文化史。古くは文学作品などにあらわれた種々相から、新しくは最近のパリの公衆トイレにいたるまで、オシッコのし方、ウンコの捨て方といったきわめて卑近な動作の記述にまでふみこみながら、そこにあらわれた社会の心的傾向、思想を描き出す、興味津々の書物。

■B-03463
恐怖の断崖      \1800

島田一男/桃源社/1978
初/17.5px11.5p/状態B/カバ/絶版/定価\650


若い世代には馴染みが薄いとは思いますが、島田一男は往年のNHKドラマ「事件記者」の脚本家として知られる推理小説作家。

■B-03464
せどり男爵数奇譚    \1200

梶山季之/夏目書房/1995
初/19.5px12p/状態B/ビニカバ 帯 値段はがし跡/絶版/定価\1400


「せどり(背取、競取)とは、古書業界の用語で、掘り出し物を探しては、安く買ったその本を他の古書店に高く転売することを業とする人を言う。せどり男爵こと笠井菊哉氏が出会う事件の数々。古書の世界に魅入られた人間たちを描く傑作ミステリー。」

■B-03064
恐怖島      \12000

香山滋/東方社/1955
初/四六/状態C/ヤケ・カバー欠/絶版/定価\260


「怪獣ゴジラ」の原作者としても名を知られた鬼才、香山滋が生んだ秘境探検家、人見十吉がタスマニアからカナダへの飛行の途中、ハワイ群島のほど遠からぬ海上で墜落するところから始まる血湧き肉躍る怪奇長編小説。 

 
■B-03406 
香山滋傑作選
T ソロモンの桃
U オラン・ペンデクの復讐
V 妖蝶記(帯付)               3冊セット \4800

香山滋/社会思想社/1977
初/教養文庫/状態B/絶版/定価\360×3冊


南海の孤島で、両生類の類人猿を発見した人類学者の死の謎は・・・・?「ゴジラ」の原作者、香山滋の記念すべき處女作「オラン・ベンデクの復讐」をはじめとする荒唐無稽な怪奇幻想ミステリ作品集、現代教養文庫の3冊揃いです。

T:ソロモンの桃・怪異馬霊教・白蛾・殺意・蝋蝎売り
U:オラン・ペンデクの復讐・オラン、ペンデク後日談・オラン、ペンデク射殺事件・美しき山猫・心臓花・蜥蜴婦人・処女水・ネンゴネンゴ・天牛
V:海鰻荘奇談・妖蝶記・月ぞ悪魔・北京原人・キキモラ・ガブラ・著作年表

■B-03411
橘外男傑作選 U ナリン殿下への回想    \1300

橘外男 装丁:花輪和一/社会思想社/1977
初/教養文庫/状態B/絶版/定価\360


昭和13年、直木賞を受賞した表題作「ナリン殿下への回想」をはじめ 蒲団・聖コルソ島復讐奇譚・マトモッソ渓谷・令嬢エミーラの日記・雪原に旅する男 を収録した短編集。
素行の悪さで中学を中退し、若い日には犯罪に手を染め、収監されたこともあるという著者の時にべらんめい調も混じった饒舌体とでもいう文体が実録風の奇談にマッチして、ぐいぐいと引き込まれてしまう。

■B-03412
外男傑作選 V ベイラの獅子像  sold out

橘外男 装丁:花輪和一/社会思想社/1977
初/教養文庫/状態B/絶版/定価\360


同じく、橘外男の実録風短編集。博士デドウニヨールの「診断記録」・野生の呼ぶ声・米西戦争の蔭に・ベイラの獅子像・棺前結婚・著作目録を収録。現代教養文庫、橘外男傑作選にはこのほかに「死の蔭探検記」がありますが、今回は2冊をサイトアップ。

■B-02399
氷の涯 復刻版       \9200

夢野久作/沖積舎/1992
初/四六/状態B/二重箱/絶版/定価\8000


第一次世界大戦直後、ハルビン駐在日本軍所属のひとりの文学青年がスパイ、殺人ほかおびただしい数の罪名全てを押し付けられて亡命。国籍不明の少女ニーナとロシア中を彷徨しながら「氷の涯」を目指すが、そも氷の涯とは極楽浄土なのかはたまた・・・。松岡正剛氏もウェブサイト「千夜千冊」でもその恐怖は極上と評されています。本書は92年の復刻版。

■B-00563
夢野久作全集 1   \1000

夢野久作 外題:中島河太郎 対談:尾崎秀樹×谷川健一/三一書房/1969
初/四六/状態B/箱・月報付/品切れ/定価\980


あやかしの鼓/人の顔/死後の恋/瓶詰めの地獄/押絵の奇蹟/微笑/空とぶパラソル/復讐/童貞/冗談に殺す/ほか所収

■B-00881
夢野久作全集 2   \1000

夢野久作 外題:中島河太郎 対談:渡辺啓助×谷川健一/三一書房/1969
初/四六/状態C/箱欠/品切れ
/定価\980

ココナットの実/亮巡査/斜坑/暗黒公使/けむりを吐かぬ煙突/怪夢/焦点を合わせる/狂人は笑う/キチガイ地獄/他 を収録

再入荷
  ■B-02497
悪魔祈祷書 現代教養文庫 夢野久作傑作選 III   \850

夢野久作/社会思想社/1989
7刷/文庫/状態/品切れ/定価\640


悪魔祈祷書、巡査辞職、戦場、少女地獄、白菊、を収録

■B-02495
死後の恋 現代教養文庫 夢野久作傑作選 I    \850

夢野久作/1991
11刷/文庫/状態B/カバ少スレ・イタミ・ヤケ/品切れ/定価\600


裏塩(ウラジオストック)の乞食紳士が語る、ロマノフ王家の宝石にまつわる美しくも怪奇な物語である
表題作「死後の恋」。ほか、セントルイスで開かれた万国博覧会に、烏龍茶の店を建てるために渡米した江戸っ子の大工が遭遇する恐怖の事件「人間腸詰」、江戸川乱歩が絶賛した因縁譚の傑作「押絵の奇蹟」など、異色のミステリ・全10篇

■B-03410
夢野久作傑作選 U 氷の涯     \850

夢野久作/社会思想社/1976
初/教養文庫/状態B//絶版/定価\320


第一次世界大戦直後、ハルビン駐在日本軍所属のひとりの文学青年がスパイ、殺人ほかおびただしい数の罪名全てを押し付けられて亡命。国籍不明の少女ニーナとロシア中を彷徨しながら「氷の涯」を目指すが、そも氷の涯とは極楽浄土なのかはたまた・・・。松岡正剛氏もウェブサイト「千夜千冊」でもその恐怖は極上と評されています。本書は1976年現代教養文庫版、ほかに難船小僧・木魂・笑う 吃女・目を開く・人間腸詰・煙を吐かぬ煙突を集録。

■A-01328
少女地獄      \400

夢野久作 カバー絵:米倉斉加年/角川書店/1982
11版/文庫/状態C/表紙スレ/定価\340(現価格\504)


自らついた嘘のつじつまを合わせるために、次から次へと嘘をつき続けることになる虚言症の少女。ついには命を絶つことで、自らの嘘を全うするが、残した遺書すら嘘で塗り固められていた・・・という救いようのない泥沼のような「少女地獄」の世界。ある種の少女性の狂気を描いています。

A-01330
空を飛ぶパラソル     
 sold out
夢野久作 カバー絵:米倉斉加年/角川書店/1979
初/文庫/状態B/品切れ/定価\340


一本の派手なパラソルを残して列車に飛び込み自殺した美貌の令嬢。華麗妖美な世界へといざなう夢野久作の幻想世界。
空を飛ぶパラソル/いなかのじけん/復讐/ココナットの実/怪夢/キチガイ地獄/老巡査/白菊 を所収

■A-01329
骸骨の黒穂       
sold out
夢野久作 カバー絵:米倉斉加年/角川書店/1980
初/文庫/状態B/品切れ/定価\340


「アウトロー=異形の者」をテーマとした表題作の他短篇7作品を所収
骸骨の黒穂/人間レコード/芝居狂冒険/オンチ/他

■A-01452
ドグラ・マグラ 上・下  \800

夢野久作/角川書店/上・1984 下・1985
上:14版・下:13版/文庫/状態B/定価 上:\380(現価格\609) 下:\420(現価格\525)


「日本市幻魔怪奇の本格探偵小説」「日本探偵小説界の最高峰」「幻怪、妖麗、グロテスク、エロティシズムの極み」と宣伝文句にうたわれ昭和10年に自費出版された「ドグラ・マグラ」は、今日でもその評価は毀誉褒貶が相半ばするようですが、「これを書くために生きてきた」と作者をして言わしめ、「この作品を読むものは一度は精神に異常をきたすであろう」とまことしやかに言われているからには、やはり一度は読んでやろうではないか・・・

■A-01451
夢野久作集  日本探偵小説全集4  \980

夢野久作/創元社/1988
6版/文庫/状態B/定価\880(現価格\1260)


溢れる奇想を独特の筆致で描いた夢野久作の代表作、「ドグラ・マグラ」「瓶詰めの地獄」「氷の涯」を所収。

■B-02516
鳩よ!92/11月 特集・夢野久作   
 sold out
マガジンハウス/1992
21px28.5p/状態B/定価\390


「あやかしの迷宮へトリップする」/「夢野久作入門(平岡正明)」/「洞川まで(松本健一)」
「夢野久作を探検する(田中耕治、種村季弘他)」/「非合理と幻想の復権(澁澤龍彦)」
「夢野久作と小栗虫太郎(山下 武)」・「怪人・久作の光と闇(戸川安宣)」などなど。
80年代に出版、復刻、映画化などなどで炸裂した夢野久作ブームを集大成するような特集。今は亡き豪華な執筆陣によりこのあやかしの作家に大接近。

  ■B-02428
一人三人全集13 テキサス無宿   
sold out
谷譲次/新潮出版社/1934
初/四六/状態C/箱痛・ヤケ・ヨゴレ 閉じイタミ/絶版/定価\170


「谷譲次」「牧逸馬」「林不忘」の三つのペンネームを用いた長谷川海太郎の昭和初期の全集の中でも谷譲次名義のユーモア小説(実録)は今読んでもそのスピード感のある筆致が最高。大正時代に日本を逃げ出して渡米、学生アルバイトを皮切りに、皿洗い、ボーイ、船乗りほか、さまざまな職業を転々としながら8年の長きにわたりアメリカ各地を放浪した彼が描く「めりけんじゃっぷ」達の生態とは・・・。70年以上前の出版物でイタミはありますが、箱・表紙の艶やかさが目を引く装丁になっています。

■B-01172
テキサス無宿   \4800
 
谷譲次/改造社/1929
初/四六/状態C/絶版/背イタミ


「谷譲次」「牧逸馬」「林不忘」の三つのペンネームを使い分けて実録モノ、風俗モノ、時代小説などを手がけた作家、長谷川海太郎は、大正時代に日本を逃げ出して渡米、学生アルバイトを皮切りに、皿洗い、ボーイ、船乗りほか、さまざまな職業を転々としながら8年の長きにわたりアメリカ各地を放浪した。これはその当時、彼の地にあって思いっきり胡散臭く生息していた「めりけんじゃっぷ」達の生態を饒舌に闊達に描いて妙なる傑作。

 
■B-01188
踊る地平線   \9500
 
谷譲次 装丁:木村荘八/中央公論社/1929
初/四六/状態C/絶版/箱


昭和3年、中央公論の特派記者として夫婦でヨーロッパを一周する取材旅行に出かけた谷譲次は、持ち前の好奇心で、大陸横断国際列車に乗り、ロンドン、北欧、パリ、ジュネーブ、イタリア、スペイン、ポルトガル、モンテカルロなどを巡り、地平線の彼方を闊歩する。昭和初年の国際的な日本人が見た世界はいかばかりであったか?素敵な挿画は木村荘八画伯。

 
■B-01079
大衆文学大系 18   
sold out
林不忘・牧逸馬・谷譲次 装丁:田中一光/講談社/1972 
初/A5/状態A/絶版/定価\
2800

全30巻に及ぶ「大衆文学大系」の中でも1巻丸ごと一人の作家で編まれているのは、中里介山、吉川英治、と並んで3つのペンネームを使い分けた長谷川海太郎のみ。もっとも長谷川の場合は、3人の作家という扱いになるのか???
林不忘名義「丹下左膳」、牧逸馬名義「地上の星座」、谷譲次名義「テキサス無宿」を収録。「地上の星座」は「主婦の友」誌上に掲載されて、当時のご婦人方に絶大の支持を受けた。

■B-01035
一人三人全集V めりけんじゃっぷ テキサス無宿  
 sold out
谷譲次/河出書房新社/1969
初/四六/状態C/箱/絶版/一部落丁あり/定価\780


60年代に復刻された河出書房新社版の「一人三人全集」の第3巻。「めりけんじゃっぷ」「テキサス無宿」「モダンデカメロン」など、谷譲次名義で書かれた、人を食った洒脱な作品を多数所収。古書ファンにはおなじみの谷譲次、牧逸馬の作品は現在一部の文庫やオンデマンド出版で入手できるが、60年代らしいキッチュな装丁とイラストが捨てがたいのがこの1冊です。P17-32まで(めりけんじゃっぷ部分)のひと折分落丁のため、若干控えめに価格付けをしましたが、30年以上の時を潜ってきたことを思うと、落丁すらも何かいじらしく思えるのは古書店主のみ???

 
■B-01074
現代ユウモア全集12 牧逸馬集 紅茶と葉巻   \3500
 
牧逸馬/現代ユウモア全集刊行会/1928
初/四六/状態C/絶版箱


昭和初期のモダニズムがぷんぷんと香ってくるような洒落た装丁の現代ユウモア全集。第12巻は軽い語り口の中にも辛らつな文明批評がちらちらとちりばめられた摩訶不思議な作品を手がけた牧逸馬の作品を収録。「字で書いた漫画」「ゆうもれすく・あめりか」「春宵賦」「都会冒険」「神々の笑」などの短編の他に2〜3行からなるショート・ショートとも呼べない小噺などで、今でも通用するユウモアセンスを十分発揮。

 
■B-01073
現代ユウモア全集10 大泉黒石集 當世浮世大學   \3000
 
大泉黒石/現代ユウモア全集刊行会/1929
初/四六/状態C/絶版/箱


同じく現代ユウモア全集の10巻はやはり当時の流行作家、大泉黒石の作品集。日本人を母にロシア人を父として長崎で生まれた黒石(怪優、大泉晃の父)は、帝政末期のロシア、ベルエポックのパリなどでも少年期を過ごし、その風貌も日本人はなれをしていたにもかかわらず、その言動や作品ははなはだ日本的なバンカラを気取りっている。思春期に受けた年上のロシア女の深情けや、恋女房と所帯を持った後、大衆作家として糊口をしのげるようになるまでの皮革工場での悪戦苦闘のエピソードなどが面白おかしく語られる。ほかに、ちょっととぼけた短編も。

■B-01076
上海摩登 シャンハイモダン  
sold out 
編:海野弘/冬樹社/1985
初/A5/状態B/絶版/定価\2400


1920-30年代東洋のモダニズムの殿堂「上海」。ジャズエイジ、喫茶趣味、銀幕のスター、30年代的モダンガール、上海漫画、大世界的世界、などなど魔都と呼ばれたこの都市の妖しい文化を当時の中国の資料を基に多面的に掘り下げた非常に面白い本。ちなみに日本語では魔都と同音の摩登は「モダン」の意味。

■B-01203
充ち足りた死者たち   
sold out 
ジョイス・マンスール/訳:巖谷國士/薔薇十字社/1972
初/A5変/状態B/絶版/定価\1200


シュルレアリズムの活動の中でレオノール・キャリントン、トワイヤンなど女性達が果たした役割は、その当時必ずしもメインで脚光をあびるようなモノではなかったようだ。ジョイス・マンスールもその例外ではないが、誰かの妻、愛人、パートナーということではなく、一人の詩人として、ブルトンやモリニエなどにも大きな影響を及ぼしたという意味で忘れることができない。

■E-00058
ビアス怪談集   \800
 
ビアス/訳:中西秀男/講談社/1985
10刷/文庫/状態C/カバ背スレ/品切れ/定価\300


「悪魔の辞典」があまりにも有名なビアスですが、「ふくろうの河」というタイトルでロベール・アンリコが映画化した「アウルクリーク橋の一事件」や芥川の「薮の中」にも影響を与えた「月明かりの道」など、怪奇・恐怖ものの短編にも傑作が沢山あります。

■B-01236 
椿説泰西浪漫派文学談義 ユリイカ叢書     
sold out
由良君美/青土社/1972 
初/A5変/状態C/ビニカバ痛・ヤケ/定価\900(新版価格\1890)


1970年代「ユリイカ」で連載された由良君美による19世紀イギリスロマン派文学・芸術論「ミソ・ウトポス」をまとめて出版されたもの。70年代らしいひねった装丁が、この異色の英文学史に花を添えています。

■B-00918
就眠儀式  須永朝彦吸血鬼小説集   
sold out 
須永朝彦 挿画:横尾龍彦/西澤書店/1974
初/A5/状態B/箱/品切れ/定価\1900


歌人でもある須永朝彦が「話の特集」や「ミステリマガジン」「黒の手帖」などのために書き下ろした「吸血鬼モノ」をまとめた散文集。装丁は著者自身、挿画は横尾龍彦。全編に渡って耽美的でホモセクシュアルな趣味が伺えます。吸血鬼の本質は猟奇や恐怖というよりエロスにあり・・・とは穿った見方。巻末の吸血鬼関連書籍目録と参考文献が充実。

■B-00931
鮫人   \2500
 
中野美代子/日本文芸社/1990
初/四六/状態B/箱/品切れ/定価\2150


密命を帯びた若き美貌の貴公子と人身魚尾の鮫人が紡ぎ出す性交不能ゆえの鮮烈なエロティシズムが、暗く気だるい南海のエキゾチシズムの中で妖しく揺らめく・・・。
壮大な構想力により史実と虚構が凛乎と綾なす「レーゼドラマ」としての傑作幻想戯曲集。「花園っぽい」テーマではありますが、この幻想性はやはり「NOIR」のもの???

■B-00932
みいら採り猟奇譚   \1500
 
河野多恵子/新潮社/1990
初/四六/状態B/箱・帯/品切れ/定価\2200


結婚四年目、欲望の極わみに〈快楽死〉を想う夫正隆の願望は、彼の感化のもとに成長した比奈子の一途な歓びと相俟って叶えられる・・・・。」
純文学の女流は時として極限のエロスを壮絶なまでに追窮したがるようです。

■B-01231 
芸術新潮 特集・悪趣味のパワー     
sold out 
新潮社/1993 
状態B/定価\1200


エロとともに、創作というか、生きることの原動力になっているグロテスク。ヒンズー教の細密画、人体解剖モデル、タトゥ、責絵、バロック的空間、見世物小屋などなど、ありとあらゆるキッチュを集めてみました的な特集。見終わった後につい「ごくろうさま」って言っていまいそうなくらい力入ってます。

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