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新着
■B-06453
運命のSOS   世界景気全集  sold out

牧逸馬/中央公論社
四六/状態C/奥付欠 箱 巻頭10頁写真/絶版/定価\1.4

「荒唐さ」と「事実」と、その表面背馳する二つの概念が混然一致するところに「世界怪奇全集」のイットが潜む・・・とは著者、牧逸馬の巻頭の言葉。長年暮らしたアメリカなどの外地での取材をもとにまとめた「世界怪奇全集」の第2集。 生きている戦死者/カラブウの内親王殿下/運命のSOS/斧を持った夫人の像/双面獣/消えた花婿/ロウモン街の自殺者/土から手が/給仕と百万弗/果たして彼女は

新着
■B-06451
完全犯罪 探偵怪奇小説選集   \1500

小栗虫太郎 /広論社/1976
初/新書版/状態C//絶版/定価\580

「黒死館殺人事件」と並ぶ小栗忠太郎の代表作。1930年代の湖南省の異人館で起こった娼婦上がりの女の密室殺人事件とその事件の解決に乗り出すザロフというウズベクユダヤ人の男・・・。比較的読みやすい文体ではありますが、さまざまな医療用語や薬品名などが飛び交い、やはり小栗虫太郎らしいペダントリーに満ちた処女作です。

  ■B-05917
ユメノ銀河写真集 
Labyrinth of Dreams      sold out

原作:夢野久作 撮影:石井聰亙/ぶんか社/1997
18.5px25.5p/状態C/帯痛/定価\2400

夢野久作の「少女地獄・殺人リレー」を原作にし、ベルリン映画祭にも出品された97年封切り映画「ユメノ銀河」の幻想的な写真集。

  ■B-05867
海象に舌なきや 其の他 推理小説叢書8   \1400

小栗虫太郎 装丁:恩地孝四郎/雄鶏社/1947?
四六/状態C/奥付なし 表紙シミ 中扉・目次オレ/絶版

夢野久作とくれば、小栗虫太郎。亡くなった翌年に出版された推理小説叢書には、表題作のほか、最初の話題作「完全犯罪」「白蟻」、法水麟太郎もの「オフエリア殺し」を収録。

  ■B-05981
危険な女      \950

中田耕治/河出書房新社/1961
初/四六/状態C/カバ付/絶版/定価\350

偶然車に乗せたゆきずりの女は、直後に自室のベッドの中で殺されていた。殺人容疑がかかることを恐れる男の前に現れた女の妹、美貌のジャズシンガーなど、危険で美しい女たち・・。銀座のキャバレーや青山の高級アパート、モダンジャズ、などなど、東京オリンピックを前にしたレトロモダンな60年代の東京を舞台にしたハードボイルドなサスペンス。

  ■B-05639
魔婦の足跡 書下し長篇探偵小説全集 3    \2000

香山滋/講談社/1955
初/四六/状態B/箱少痛 小口少シミ/絶版/定価\260

突然現れた小悪魔未知子と、彼女にそれそれの悪事の秘密を握られながらも、その魅力に取りつかれて翻弄される童話作家とその下僕ワム、女性剥製師、ロシア人貿易商らとの攻防戦を描いて息もつかせない面白さ・・・。主人公の未知子の突飛な行動とそのエロティシズム、後半舞台となる絶海の孤島での原始的な生活、などなど香山滋の真骨頂でもある荒唐無稽な世界へとあなたをいざないます。

  B-05821
傑作怪奇探偵小説選集  女食人族     \11000

香山滋/東西文明社/1956
初/四六/状態C/蔵書印/絶版/定価\200

象牙の鉱脈の発見を目的に、ナイル流域の奥地にあるという伝説の「森の墓場(象の墓場)」をめざす日本人象牙売買仲介人と、その地に住む女食人族の捕獲を目論むアラブ人、そしてこの2人に同行するその女食人族の生まれである美しい娘が織りなす冒険譚を描く表題作のほか、お馴染みの人見十吉や剥製師が登場する「爬虫邸奇談」、そして「蜥蜴夫人」を所収。それぞれ香山作品の面白さを満喫できる作品集。

■B-05551
恐怖博物誌       \4400

日影丈吉 装丁:広本森雄/東都書房/1961
初/箱/状態C/絶版

狐、蟹、猫、鼠、鴉、蝶・・・・・動物や鳥の名前をタイトルにして、そこはかとない不安感と恐怖を描く日影丈吉の短編小説集。全く異なる作風5作品からなります。
「狐の鶏」「「月夜蟹」「猫の泉」「ねずみ」「「からす」「蝶のやどり」「鵺の来歴」

■B-05324
内部の真実   \4500

日影丈吉/講談社/1959
初/四六/状態C/箱角スレ/絶版/定価\280

日影丈吉の長編代表作。日本統治下の台湾を舞台に、美しい台湾人姉妹を取り巻く日本人軍属とその中の一人の男の謎の死を巡るミステリー。玉蘭の花の甘い芳香が妖しく漂う亜熱帯の風俗が描かれてエキゾチック。

B-05325
人類SOS 地球最後の男   \2300

リチャード・マシスン 訳:田中小実昌/早川書房/1971
初/四六/状態C/カバ/絶版/定価\530

アメリカのSF作家リチャード・マシスンが1954年に発表したSF小説 "I Am Legend" の翻訳本。58年版翻訳では「吸血鬼」というタイトルであったが、その後出版のたびに邦題が変わった。本書71年版は58年版と同じ田中小実昌訳。最後にひとりだけ生き残った男に、吸血鬼と化した全世界の人間達が襲いかかるという今となっては古典的ともいえるシチュエーション設定により、3回の映画化がなされた。

■B-05157
神聖な裸婦 新興芸術派叢書    \3000

楢崎勤/新潮社/1930?
四六/状態C/奥付ナシ/絶版

昭和初期の新興芸術派の作家であり、雑誌『新潮』編集者でもあった楢崎勤のモダーンで感覚的な作品が収録された短編集『神聖な裸婦』は昭和5年に新潮社の新興芸術派叢書として刊行された。都市に生息する男女の生活が斬新な筆致で描かれ、尾崎翠や野溝七生子の作品にも共通するフレッシュな印象。「ヅロウスを穿き忘れたお嬢さん」「青葉病とコクトオの詩」「A-九九九番地」「ひゅうねらる・まあち」「神経衰弱になった鞠枝」「日曜日の朝の寝室で」などなど、そのタイトルからしぶっ飛びです。

■B-05259
FAMOUS MONSTERS OF FILMLAND     \1800

A WARREN MAGAZINE/1973
A4/状態C/ヤケ・スレ

ホラー映画、怪奇映画のモンスターをテーマとした雑誌。ドラキュラ、ゾンビなどなど、お馴染みのヒーロー(?)からB級C級ムービーの怪物まで。

■B-00362
グラン=ギニョル 恐怖の劇場
      sold out
フランソワ・リヴィエール ガブリエル・ヴィトコップ/訳:梁木靖弘/未来社/1989
初版/状態A/定価\2,000


19世紀末のパリに誕生し1960年代のはじめまで、一貫して狂気、猟奇、恐怖をテーマとした演劇を上演し続けた稀有な劇場グラン=ギニョルに関する数少ない書籍。所収されている多数の写真からタダナラヌ雰囲気とその魅力がうかがえます。


再入荷

詳細
■B-05028
Endless Night 2001−連夜の街   \8500

石内都/ワイズ出版/2001
初/22.5px18p/状態B/直筆サイン入り
品切れ/定価\3500

何の衒いもなく実存に迫る写真を撮る写真家、石内都。本書は「アパート」「絶唱・横須賀ストーリー」を経て1981年に発表した「連夜の夜」の最プリント版。「赤線跡の、人間のいとなみとしての象徴的建造物には、時代の現せ身の切ない美しさと醜さが表面に浮き上がる。」

■B-05261
幻花 VRAIS SEMBLANTS
サラ・ムーン写真集       sold out

サラ・ムーン/PARCO出版局/1993
29px22p/状態C/カバヤケ 絶版/定価\3800

モデルからフォトグラファーになり、映画製作もしているサラ・ムーン。キャシャレルの香水「アナイス・アナイス」の広告で使われたソフトフォーカスのフェミニンな作品が有名。本書も幻想的な物語を見るようなセピアカラーの作品で構成されています。

■B-05260
指輪物語 第1部 旅の仲間     \3000

J・R・R・トールキン/挿画:アラン・リー 
訳:瀬田貞二 田中明子/評論社/1992
27px19p/状態B/箱/定価\7300

ナルニア国物語、ゲド戦記とともに、20世紀の3大ファンタジーのひとつとして、映画でも人気にある「指輪物語」。本書は瀬田貞二の名訳をもとにした瀬田・田中明子共訳の愛蔵版第一部。圧倒的なボリュームとアラン・リーの幻想的な挿画の価値ある1冊です。

■B-05027
レビュー 創刊1号 特集:機械と植物    
sold out 
螺旋社/1979 
A5/状態C/スレ/定価\480


起源2千年の夕顔:塚本邦雄/機械としての植物:日高敏隆/鳳仙花とハーモニカ:松岡正剛/葉緑素をもった女陰 手塚マンがの変容譚:小野耕世/機械と植物の黙示録:川崎寿彦/花・三つの変奏:海野弘

屍の化粧(ヘクロフィル):セルジュ・ルタンス

再入荷
■B-03415
長靴をはいた猫  夢の王国シリーズ sold out

シャルル・ペロー 訳:澁澤龍彦 画:片山健/大和書房/1974
5刷/A5変/状態B/絶版/定価\1200


グリムやペローの童話には残酷な要素が多数含まれていることは衆知の事実であり、また多分にエロティックな解釈も可能とされてきました。表題作「長靴をはいた猫」のほか「シンデレラ」「眠り姫」などの隠れた意味を澁澤龍彦が読み解きます。片山健の挿画も心なしか意味深!! ところで澁澤のこれらの童話翻訳は雑誌「アンアン」の創刊当時(1970)の連載でした。あの頃の「アンアン」執筆陣の豪華さは半端ではなかった。


詳細
■B-02874
ジャンとナナ       sold out

谷崎水紀/幻冬舎/1999
初/四六/状態A/帯/品切れ/定価\1600


過ぎゆく季節のなかで黒猫ジャンとナナが織りなす、甘く、せつない物語。おそらく撮影場所は東京と思われるのに、まるでパリの街角やアパルマンのような雰囲気をかもし出すスタイリッシュなモノクローム写真集。

■B-01741
イット アールデコ文学叢書    
 sold out
エリナ・グリン 訳:松本恵子/奢覇都館/1983
初/24px18p/状態B/絶版/定価\2500


昭和初期に翻訳出版されたローリング・トゥエンティのモダニズム小説を80年代に奢覇都館が復刻。フラッパー女優クララ・ボウの主演によって映画化もされ、セクシーとかセックス・アピールとでもいう意味の「IT」という言葉は流行後にもなった。他愛もない大衆小説ながら、アールデコ時代の風俗が垣間見られ、興味深い。

■B-01691
怒れる女たち     \1500

編:アンドレア・ジュノー&V・ヴェイル 訳:越智道雄/第三書館/1995
初/文庫/状態A/定価\2884

サンフランシスコを拠点に十年間不定期刊行され、日本で「今世紀最大のネタ本」と囁かれてきた『RE/SEARCH』企画「怒れる女たち」の全訳。この時代この地球上における不平等を最も鋭くかつ詩的に批判してきた女性パフォーマー15人へのインタビュー

■B-05546
骰子一擲        \6800

ステファン・マラルメ 訳:秋山澄夫
思潮社/1984/改訂1刷/22px14p
状態B/箱・絶版/定価\1200


「死の直前まで校正刷りに手を入れ完璧を期していたマラルメ最後の著作。<なぜ世界はかくあらねばならないか>。マラルメは激しく問い返す。<かくある必要はいささかもなし>。最後の朱入れ校正刷を挿入した決定訳(帯書き)」

  ■B-05547
イジチュールまたはエルベノンの狂気         \1000

ステファン・マラルメ 訳:秋山澄夫/思潮社/1985
新装2刷/22px14p/状態B/箱・絶版/定価\1000

「ここには精神の音楽と、顕在的潜在的な響きが織りなす音楽、用語の喚起と反覆の探索の果てに到達した思想がある。本を閉じ、蝋燭を消し、孤立した峻厳な姿勢でイジュールは生涯を終える。無も去り、純潔の<城>が残る(帯書き)」

■B-05583
人間のあらまし       sold out

トリスタン・ツァラ 訳:宮原庸太郎/書肆山田/1986
初/21.5px15p/状態B/絶版/定価\3200

7つの「ダダイズム宣言」を書き残し、ダダイズムの創始者の一人と目されるルーマニア生まれのユダヤ人詩人、トリスタン・ツァラの代作「L'Homme Approximatif  近似的人間」の翻訳。人間はどこから来てどこに行くのかというような人間存在の不可思議についての問いかけをテーマとした詩とも散文ともいえるような作品。

新着
■B-06468
日本のシュールレアリスム   \4800

飯島耕一/思潮社/1963
初/四六/状態C/平岡正明旧蔵本(記名有)/絶版/定価\880

日本におけるシュールレアリスムの関する評論を一般紙、文芸誌、紀要などから収録した1冊。本書は2009年に脳梗塞で亡くなった評論家、平岡正明氏が20代前半に購読した蔵書の一冊。

■B-04227
シュルレアリズムと小説       \2800

巌谷國士 装丁:加納光於/白水社/1979
初/四六/状態B/ヤケ ビニカバ小痛/品切れ/定価\2300


小説のシュルレアリズムと銘打って出版された12冊の内の7冊+自身が訳したマンスール「充ち足りた死者たち」の解説と小説のシュルレアリズムの総括的評論が内容です。

■B-04275
超現実主義宣言       \9000

アンドレ・ブルトン 訳:生田耕作/奢覇都館/1994
23px16p/状態B/帯なし 限定700部/絶版/定価¥7000


1924年「超現実主義宣言」、1930年「超現実主義第二宣言」、1942年「超現実主義第三宣言か否かのための序論」のほかに、付録として、生田耕作編集の「超現実主義 シネマ・アルバム」を収録。 

■A-00947 
シュルレアリスム宣言 溶ける魚     
sold out 
アンドレ・ブルトン/訳:巌谷國士/學藝書林/1977 
2刷/A5/状態B/箱・帯 シミ 赤ライン2箇所/定価\2,000


ブルトンによって1924年に「シュルレアリスム宣言」が刊行されてから50周年にあたる74年に記念出版された本書には、初版以後所収されて来なかった「溶ける魚」を所収。野中ユリ、中西夏之、高梨豊によるシュルレアリスムへのオマージュともいえる作品も併録。

■B-00473
ユリイカ シュルレアリスム     
sold out
青土社/1977
4刷/A5/状態B/定価\780


巌谷國士、阿部良雄、高橋康也、マンディアルグ、アラゴン、ブルトン、エルンスト、種村季弘、澁澤龍彦、天沢退二郎、岸田秀、岡谷公二 他。コンパクトに多角的にシュールレアリスムを俯瞰する特集号。

■B-00474
ユリイカ アントナン・アルトー     
 sold out
青土社/1998
初/A5/状態B/定価\1500


アルトー生誕100年を記念した充実の特集号。シュルレアリスムのはみ出し野郎アルトー自身が自らの狂気や自殺について綴っているエッセイや書簡などを数多く収録。生前には正当な評価を受けなかっただけに、気になる芸術家ではあります。

■B-00247
レーモン・ルーセル 無垢の人     
sold out
ミッシェル・レリス/訳:岡谷公二/ぺヨトル公房/1991 
初/A5変/状態A/絶版/定価\2,200

世紀末を生きた大いなるディレッタント、レーモン・ルーセルの生涯。幼少の頃より身近にあったミッシェル・レリスによって書かれたルーセル読本。その奇想の謎を解き明かす自身による「私はいかに或る種の本を書いたか」を併録。ルーセリアン?必読の書。

■B-00304
超男性   sold out

アルフレッド・ジャリ/訳:澁澤龍彦/白水社/1975
初/四六/状態B/箱・帯・絶版/定価\1,200


その奇行の故にシュルレアリストの先駆といわれたジャリにより1902年に発表された本書は、レーモン・ルーセルの「ルクス・ソルス」や「アフリカの思い出」などと並ぶ奇書。

■B-00539
代書人バートルビー バベルの図書館H 
 sold out
H.メルヴィル 解説:J・L・ボルヘス/訳:酒本雅之/国書刊行会/1988
初/菊変/状態A/箱・月報/定価\1,300


「白鯨」で有名なメルヴィルですが、その彼も1920年代に発掘されるまでは「忘却され見棄てられた作家」であったという。本書はメルヴィルのもうひとつの傑作であり、夢想の作品化である。(ボルヘス)

■B-00484
天童大人 詩集 エズラ・パウンドの碧い指環  
sold out
天童大人/北十字舎/1995
初/970部限定/21.5px13.5p/状態A/献呈印・署名/定価\3,500


本邦初の「即興朗唱家」天童大人の装丁も美しい詩集。ところで「朗唱」とは最近はやり?のポエトリーリーティングとはどう違うんだろうか?ちなみに天童氏はザウツブルグでひと夏ガリーナ・ヴィシネフスカヤ教授(ソプラノ)のマスタークラスを受講しているとのこと、そのあたりが何かミソかも。

■B-00776
薔薇色のゴリラ 名作シャンソン百花譜    
sold out
塚本邦雄/人文書院/1977
重版/四六/状態B/定価\1,900


塚本邦雄のジョルジュ・ブラッサンス狂いは寺山の「不思議図書館」の「歌うゴリラのシャンソン読本」でも紹介されているが、本書ではその歌うゴリラ、ブラッサンスをはじめとした往年のシャンソン歌手とその持ち歌を論評。ピアフ、ダミア、グレコなどは勿論のこと、パタシュー、アモン、ムルージ、バルバラなど通好みが並んで、さすが。ちなみに、この歌人にかかるとジョニー・アリディやシルヴィ・バルタンばかりでなく、ボリス・ヴィアンやムスタキまでがまがいもの扱いにされてしまうのでした。

■A-00872
蝶とヒットラー  \2,000

久世光彦/日本文芸社/1993
初/状態C/品切れ/定価\1,600


こちらは、ドールハウス、剥製、昆虫、義眼、ナチの軍服、どこか陰湿なフェティシズムを感じさせる久世光彦のマイ・フェイバレート。それぞれと出会える場所、それを扱う店や人の探訪記。それらとは直接には関係ないのですが、アッジェ風のモノクロ写真が随所に挿入されています。
 

■A-00849
夜なき夜、昼なき昼  
sold out
ミシェル・レリス/訳:細田直孝/現代思潮社/1975
新装初/状態C/絶版/定価\1,200


シュルレアリスト、ミッシェル・レリスによる、1923年から1960年の長きわたる夢日記。夢であるからシュールなのは当然ではあるが、特に解説や解読がされるわけではなくとも、レリスの意識、無意識的な精神活動を垣間見るようで興味深い。

■A-00848
鉛の夜  
sold out
ハンス・ヘニー・ヤーン/訳:佐々間穆/現代思潮社/1969
新装初/状態C/品切れ/定価\550


夜の闇に塗り込められた見知らぬ街、美しい顔の娼婦も弟である少年もその体は漆黒の闇であった。地下の裂け目の様な空間に住む自分の若い頃とそっくりな少年もまた、美しいそのわき腹の底なしの闇のような孔から鮮血を流していた・・・・。この不条理はたとえていえば、カフカのような、安部公房のような、硬質でシュールな幻想か。

■B-00790
妖都  sold out

津原泰水 カバーイラスト:金子國義/講談社/1997
初/四六/状態B/品切れ/定価\1,700


現代日本のホラー小説界の俊英と目される津原泰水の、なるほどこれがホラーなんだと納得させられる力作?少し消化不良気味なシチュエーションもあるけれど、ここまで妖気迫るアンドロジナスの描き方ってかつて無かったかも。ところで「ホラー小説」とミステリーや幻想小説の違いって何なんでしょう?

再入荷
■B-04031
悪夢の館 ホーンテッド・マンション     \2000

仙波龍英・挿画:丸尾末広/マガジンハウス/1990
2刷/四六/状態B/カバ 品切れ/定価\1100

ミミズと戯れて悦楽の世界に遊ぶ少女、美しい女達を生きながら蝋人形やホルマリン漬けして淫靡な夢に溺れる男、淫蕩で醜悪な家政婦により異常性欲者にしたてられ、次から次へと娶った新妻を貪り食いつくす男・・・どれもこれも常軌を逸したエロでグロなこのセンスはどうだ。B級ホラーと言ってしまえばみのふたもないけれど、意外にもその力量はなかなかのもの。丸尾末広の挿画でおぞましさが倍増です。

■B-01692
奇談クラブ(全) 野村胡堂叢書     \3000

野村胡堂/桃源社/1969
初/四六/状態B/帯少ヤブレ/絶版/定価\780


文藝春秋の文芸誌「海」に掲載した、ぽるつがる奇談「悪魔の館」に、「流行通信」、「ノラ」などの女性誌に掲載した「ババリア童話集」を併せ、草刈順の風雅なイラストを添えて出版されたいかにも須永朝彦らしい短編集。

■B-00557
屋根裏の散歩者     
sold out
長田ノオト/秋田書店/1994
初/A5/状態B/マンガ/定価\950


猟奇趣味の長田ノオトが乱歩の代表的推理作品「屋根裏の散歩者」を劇画化。どこか稚拙な絵のタッチが同人誌的で健気?です。

■B-00558
夜間閲覧室  
 sold out
長田ノオト/東京三世社/1988
初/A5/状態A/帯/マンガ/定価\690


人形、少女、義眼、・・・・・長田ノオト好みのグランギニュール的モチーフがいっぱい。

■B-00849
思春期と不能の愛の実験    
sold out
成田朱希/北宋社/1991
初/A5/状態C/マンガ/定価\1,500


性的不能、不貞、幼児嗜虐・・・・などなど扱うテーマはかなり危ないのですが、ベルメールやサルトル、デズモンド・モリスを引用するなど、作者はセンスが良くてインテリジェンスのある人のようです。ちょっと分かりにくいストーリー展開が不条理感を高めています。

  ■B-02313
幻獣標本採集誌    \1850

江本創/パロル舎/2006
初/A5/状態B/帯/定価\2310


「待望第2弾!!江本創の精妙な生物達の変異。祖父の汚名をすすぐべく、未確認動物を探す未知の冒険の旅に出た孫娘アナスタシアの驚異的な成果。傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、貪欲、暴食、色欲、7つの悪徳の容貌を視る。」人を喰った内容ながら、オカルティックな標本の精巧な出来に思わず拍手。

■B-02295
AMERIKAN TATOO    sold out

ALAN GOVENAR/CHRONICLE BOOKS/1996
四六/状態B/英文


アメリカにおけるタトウの歴史や様々なタトウの図案を多数の図版で紹介する小冊子1冊、絵ハガキ15枚、タトウシール3枚をブック型のケースにセットしたアートボックスです。

  ■B-02303
トイレの文化史    \1200

ロジェ=アンリ・ゲラン 訳:大矢タカヤス/筑摩書房/1987
初/四六/状態C/背痛・帯/品切れ/定価\1900


人間の排泄作用とその排泄物処理の仕組み全般について、歴史的に探索の手をのばした異色の文化史。古くは文学作品などにあらわれた種々相から、新しくは最近のパリの公衆トイレにいたるまで、オシッコのし方、ウンコの捨て方といったきわめて卑近な動作の記述にまでふみこみながら、そこにあらわれた社会の心的傾向、思想を描き出す、興味津々の書物。

■B-04276
奇跡の処女       \14000

大下宇陀児/松竹出版部/1946
初/四六/状態C/表紙シミ 箱なし/絶版/定価¥30


サスペンスの名手、大下宇陀児による探偵小説。

■B-04277
美しき女賊        \14000

伊藤松雄 装丁:木内武雄/江戸書院/1947
初/四六/状態C/表紙痛/絶版/定価¥35


「立役お福」「心中お千代」「混血児メリイ」「キネマの笑子」「ふたなりのお松」・・・・ひとクセもふたクセもある獏蓮女がそろい踏み。

■B-03463
恐怖の断崖      \1800

島田一男/桃源社/1978
初/17.5px11.5p/状態B/カバ/絶版/定価\650


若い世代には馴染みが薄いとは思いますが、島田一男は往年のNHKドラマ「事件記者」の脚本家として知られる推理小説作家。

■B-03464
せどり男爵数奇譚    \1200

梶山季之/夏目書房/1995
初/19.5px12p/状態B/ビニカバ 帯 値段はがし跡/絶版/定価\1400


「せどり(背取、競取)とは、古書業界の用語で、掘り出し物を探しては、安く買ったその本を他の古書店に高く転売することを業とする人を言う。せどり男爵こと笠井菊哉氏が出会う事件の数々。古書の世界に魅入られた人間たちを描く傑作ミステリー。」

■B-04269
海から来た妖精 香山滋代表短編集 上         \1800

香山滋 編:中島河太郎 挿画:篠田栄子/牧神社/1975
初/B6変/状態C/箱ナシ/絶版/定価¥1800


「滅びゆく幻の国々、やさしさにみちた破天荒な夢の世界。甦る軽妙な妖精達。・・・大人の童話作家 香山滋の美しくも愛惜にみちたファンタジーの数々」

キキモラ・・・してやられた妖精/ネンゴ・ネンゴ/月に戯れるな/海から来た妖精

■B-04268
妖蝶記 香山滋代表短編集 下       \3000

香山滋 編:中島河太郎 挿画:篠田栄子/牧神社/1975
初/B5変/状態C/箱傷 シミ 帯切れ 天地小口に汚れと小シミ
絶版/定価¥1800


2億年の昔から生き返った蝶女と学者の恋愛と対決、青いロウソクが結びつける見知らぬ男女の妖しい夢、不死と引換えに人類が捨てた心臓そっくりの花が咲く魔境、等々。悲しみの泉に侵された甘美で冷たい夢物語4作

蝋燭売り/心臓花/白昼夢/妖蝶記

■B-03064
恐怖島      \12000

香山滋/東方社/1955
初/四六/状態C/ヤケ・カバー欠/絶版/定価\260


「怪獣ゴジラ」の原作者としても名を知られた鬼才、香山滋が生んだ秘境探検家、人見十吉がタスマニアからカナダへの飛行の途中、ハワイ群島のほど遠からぬ海上で墜落するところから始まる血湧き肉躍る怪奇長編小説。 

 
■B-03406 
香山滋傑作選
T ソロモンの桃
U オラン・ペンデクの復讐
V 妖蝶記(帯付)          3冊セット    
sold out
香山滋/社会思想社/1977
初/教養文庫/状態B/絶版/定価\360×3冊


南海の孤島で、両生類の類人猿を発見した人類学者の死の謎は・・・・?「ゴジラ」の原作者、香山滋の記念すべき處女作「オラン・ベンデクの復讐」をはじめとする荒唐無稽な怪奇幻想ミステリ作品集、現代教養文庫の3冊揃いです。

T:ソロモンの桃・怪異馬霊教・白蛾・殺意・蝋蝎売り
U:オラン・ペンデクの復讐・オラン、ペンデク後日談・オラン、ペンデク射殺事件・美しき山猫・心臓花・蜥蜴婦人・処女水・ネンゴネンゴ・天牛
V:海鰻荘奇談・妖蝶記・月ぞ悪魔・北京原人・キキモラ・ガブラ・著作年表

■B-03411
橘外男傑作選 U ナリン殿下への回想   sold out

橘外男 装丁:花輪和一/社会思想社/1977
初/教養文庫/状態B/絶版/定価\360


昭和13年、直木賞を受賞した表題作「ナリン殿下への回想」をはじめ 蒲団・聖コルソ島復讐奇譚・マトモッソ渓谷・令嬢エミーラの日記・雪原に旅する男 を収録した短編集。
素行の悪さで中学を中退し、若い日には犯罪に手を染め、収監されたこともあるという著者の時にべらんめい調も混じった饒舌体とでもいう文体が実録風の奇談にマッチして、ぐいぐいと引き込まれてしまう。

■B-03412
外男傑作選 V ベイラの獅子像  sold out

橘外男 装丁:花輪和一/社会思想社/1977
初/教養文庫/状態B/絶版/定価\360


同じく、橘外男の実録風短編集。博士デドウニヨールの「診断記録」・野生の呼ぶ声・米西戦争の蔭に・ベイラの獅子像・棺前結婚・著作目録を収録。現代教養文庫、橘外男傑作選にはこのほかに「死の蔭探検記」がありますが、今回は2冊をサイトアップ。

■B-02399
氷の涯 復刻版       \9200

夢野久作/沖積舎/1992
初/四六/状態B/二重箱/絶版/定価\8000


第一次世界大戦直後、ハルビン駐在日本軍所属のひとりの文学青年がスパイ、殺人ほかおびただしい数の罪名全てを押し付けられて亡命。国籍不明の少女ニーナとロシア中を彷徨しながら「氷の涯」を目指すが、そも氷の涯とは極楽浄土なのかはたまた・・・。松岡正剛氏もウェブサイト「千夜千冊」でもその恐怖は極上と評されています。本書は92年の復刻版。

■B-00563
夢野久作全集 1   \1000

夢野久作 外題:中島河太郎 対談:尾崎秀樹×谷川健一/三一書房/1969
初/四六/状態B/箱・月報付/品切れ/定価\980


あやかしの鼓/人の顔/死後の恋/瓶詰めの地獄/押絵の奇蹟/微笑/空とぶパラソル/復讐/童貞/冗談に殺す/ほか所収

■B-00881
夢野久作全集 2   \1000

夢野久作 外題:中島河太郎 対談:渡辺啓助×谷川健一/三一書房/1969
初/四六/状態C/箱欠/品切れ
/定価\980

ココナットの実/亮巡査/斜坑/暗黒公使/けむりを吐かぬ煙突/怪夢/焦点を合わせる/狂人は笑う/キチガイ地獄/他 を収録

再入荷
■B-04835
悪魔祈祷書 現代教養文庫 夢野久作傑作選 III    \850

夢野久作/社会思想社1997
14刷/現代教養文庫/状態C/定価\720

悪魔祈祷書、巡査辞職、戦場、少女地獄、白菊、を収録

■B-02495
死後の恋 現代教養文庫 夢野久作傑作選 I    \850

夢野久作/1991
11刷/文庫/状態B/カバ少スレ・イタミ・ヤケ/品切れ/定価\600


裏塩(ウラジオストック)の乞食紳士が語る、ロマノフ王家の宝石にまつわる美しくも怪奇な物語である
表題作「死後の恋」。ほか、セントルイスで開かれた万国博覧会に、烏龍茶の店を建てるために渡米した江戸っ子の大工が遭遇する恐怖の事件「人間腸詰」、江戸川乱歩が絶賛した因縁譚の傑作「押絵の奇蹟」など、異色のミステリ・全10篇

■B-03410
夢野久作傑作選 U 氷の涯  sold out

夢野久作/社会思想社/1976
初/教養文庫/状態B//絶版/定価\320


第一次世界大戦直後、ハルビン駐在日本軍所属のひとりの文学青年がスパイ、殺人ほかおびただしい数の罪名全てを押し付けられて亡命。国籍不明の少女ニーナとロシア中を彷徨しながら「氷の涯」を目指すが、そも氷の涯とは極楽浄土なのかはたまた・・・。松岡正剛氏もウェブサイト「千夜千冊」でもその恐怖は極上と評されています。本書は1976年現代教養文庫版、ほかに難船小僧・木魂・笑う 吃女・目を開く・人間腸詰・煙を吐かぬ煙突を集録。

■A-01328
少女地獄      \400

夢野久作 カバー絵:米倉斉加年/角川書店/1982
11版/文庫/状態C/表紙スレ/定価\340(現価格\504)


自らついた嘘のつじつまを合わせるために、次から次へと嘘をつき続けることになる虚言症の少女。ついには命を絶つことで、自らの嘘を全うするが、残した遺書すら嘘で塗り固められていた・・・という救いようのない泥沼のような「少女地獄」の世界。ある種の少女性の狂気を描いています。

A-01330
空を飛ぶパラソル     
 sold out
夢野久作 カバー絵:米倉斉加年/角川書店/1979
初/文庫/状態B/品切れ/定価\340


一本の派手なパラソルを残して列車に飛び込み自殺した美貌の令嬢。華麗妖美な世界へといざなう夢野久作の幻想世界。
空を飛ぶパラソル/いなかのじけん/復讐/ココナットの実/怪夢/キチガイ地獄/老巡査/白菊 を所収

■A-01329
骸骨の黒穂       
sold out
夢野久作 カバー絵:米倉斉加年/角川書店/1980
初/文庫/状態B/品切れ/定価\340


「アウトロー=異形の者」をテーマとした表題作の他短篇7作品を所収
骸骨の黒穂/人間レコード/芝居狂冒険/オンチ/他

■A-01452
ドグラ・マグラ 上・下 
sold out
夢野久作/角川書店/上・1984 下・1985
上:14版・下:13版/文庫/状態B/定価 上:\380(現価格\609) 下:\420(現価格\525)


「日本市幻魔怪奇の本格探偵小説」「日本探偵小説界の最高峰」「幻怪、妖麗、グロテスク、エロティシズムの極み」と宣伝文句にうたわれ昭和10年に自費出版された「ドグラ・マグラ」は、今日でもその評価は毀誉褒貶が相半ばするようですが、「これを書くために生きてきた」と作者をして言わしめ、「この作品を読むものは一度は精神に異常をきたすであろう」とまことしやかに言われているからには、やはり一度は読んでやろうではないか・・・

■A-01451
夢野久作集  日本探偵小説全集4  \980

夢野久作/創元社/1988
6版/文庫/状態B/定価\880(現価格\1260)


溢れる奇想を独特の筆致で描いた夢野久作の代表作、「ドグラ・マグラ」「瓶詰めの地獄」「氷の涯」を所収。

■B-02516
鳩よ!92/11月 特集・夢野久作   
 sold out
マガジンハウス/1992
21px28.5p/状態B/定価\390


「あやかしの迷宮へトリップする」/「夢野久作入門(平岡正明)」/「洞川まで(松本健一)」
「夢野久作を探検する(田中耕治、種村季弘他)」/「非合理と幻想の復権(澁澤龍彦)」
「夢野久作と小栗虫太郎(山下 武)」・「怪人・久作の光と闇(戸川安宣)」などなど。
80年代に出版、復刻、映画化などなどで炸裂した夢野久作ブームを集大成するような特集。今は亡き豪華な執筆陣によりこのあやかしの作家に大接近。

■B-04499
浴槽の花嫁 世界推理小説全集別冊 1       \1200

ジャクスン他 訳:井上勇 装丁:花森安治/創元社/1956
初/四六/状態C/貸本屋印5箇所/定価\180


「一人三人全集」の牧逸馬の訳でもお馴染みの「浴槽の花嫁」をはじめ、「毒殺魔部リチャード博士」「インディアナの女青髭」「ハノーヴァーの人間狼」など、1850年代以降の猟奇時事件のルポルタージュの翻訳集。当時はこんなフィクションじみたの実録物がはやったようで、下手な推理小説より面白い。

  ■B-02428
一人三人全集13 テキサス無宿   
sold out
谷譲次/新潮出版社/1934
初/四六/状態C/箱痛・ヤケ・ヨゴレ 閉じイタミ/絶版/定価\170


「谷譲次」「牧逸馬」「林不忘」の三つのペンネームを用いた長谷川海太郎の昭和初期の全集の中でも谷譲次名義のユーモア小説(実録)は今読んでもそのスピード感のある筆致が最高。大正時代に日本を逃げ出して渡米、学生アルバイトを皮切りに、皿洗い、ボーイ、船乗りほか、さまざまな職業を転々としながら8年の長きにわたりアメリカ各地を放浪した彼が描く「めりけんじゃっぷ」達の生態とは・・・。70年以上前の出版物でイタミはありますが、箱・表紙の艶やかさが目を引く装丁になっています。

■B-01172
テキサス無宿   sold out
 
谷譲次/改造社/1929
初/四六/状態C/絶版/背イタミ


「谷譲次」「牧逸馬」「林不忘」の三つのペンネームを使い分けて実録モノ、風俗モノ、時代小説などを手がけた作家、長谷川海太郎は、大正時代に日本を逃げ出して渡米、学生アルバイトを皮切りに、皿洗い、ボーイ、船乗りほか、さまざまな職業を転々としながら8年の長きにわたりアメリカ各地を放浪した。これはその当時、彼の地にあって思いっきり胡散臭く生息していた「めりけんじゃっぷ」達の生態を饒舌に闊達に描いて妙なる傑作。

 
■B-01188
踊る地平線   \9500
 
谷譲次 装丁:木村荘八/中央公論社/1929
初/四六/状態C/絶版/箱


昭和3年、中央公論の特派記者として夫婦でヨーロッパを一周する取材旅行に出かけた谷譲次は、持ち前の好奇心で、大陸横断国際列車に乗り、ロンドン、北欧、パリ、ジュネーブ、イタリア、スペイン、ポルトガル、モンテカルロなどを巡り、地平線の彼方を闊歩する。昭和初年の国際的な日本人が見た世界はいかばかりであったか?素敵な挿画は木村荘八画伯。

 
■B-01079
大衆文学大系 18   
sold out
林不忘・牧逸馬・谷譲次 装丁:田中一光/講談社/1972 
初/A5/状態A/絶版/定価\
2800

全30巻に及ぶ「大衆文学大系」の中でも1巻丸ごと一人の作家で編まれているのは、中里介山、吉川英治、と並んで3つのペンネームを使い分けた長谷川海太郎のみ。もっとも長谷川の場合は、3人の作家という扱いになるのか???
林不忘名義「丹下左膳」、牧逸馬名義「地上の星座」、谷譲次名義「テキサス無宿」を収録。「地上の星座」は「主婦の友」誌上に掲載されて、当時のご婦人方に絶大の支持を受けた。

■B-01035
一人三人全集V めりけんじゃっぷ テキサス無宿  
 sold out
谷譲次/河出書房新社/1969
初/四六/状態C/箱/絶版/一部落丁あり/定価\780


60年代に復刻された河出書房新社版の「一人三人全集」の第3巻。「めりけんじゃっぷ」「テキサス無宿」「モダンデカメロン」など、谷譲次名義で書かれた、人を食った洒脱な作品を多数所収。古書ファンにはおなじみの谷譲次、牧逸馬の作品は現在一部の文庫やオンデマンド出版で入手できるが、60年代らしいキッチュな装丁とイラストが捨てがたいのがこの1冊です。P17-32まで(めりけんじゃっぷ部分)のひと折分落丁のため、若干控えめに価格付けをしましたが、30年以上の時を潜ってきたことを思うと、落丁すらも何かいじらしく思えるのは古書店主のみ???

 
■B-01074
現代ユウモア全集12 牧逸馬集 紅茶と葉巻   \3500
 
牧逸馬/現代ユウモア全集刊行会/1928
初/四六/状態C/絶版箱


昭和初期のモダニズムがぷんぷんと香ってくるような洒落た装丁の現代ユウモア全集。第12巻は軽い語り口の中にも辛らつな文明批評をちりばめた摩訶不思議な作品を手がけた牧逸馬作品を収録。「字で書いた漫画」「ゆうもれすく・あめりか」「春宵賦」「都会冒険」「神々の笑」などの短編、2〜3行からなるショート・ショートとも呼べない小噺など、今でも通用するユウモアセンスを十分発揮。

現代ユウモア全集 ⇒ Favorite ビジュアル:アーと&デザイン 02

■B-01073
現代ユウモア全集10 大泉黒石集 當世浮世大學   \3000
 
大泉黒石/現代ユウモア全集刊行会/1929
初/四六/状態C/絶版/箱


現代ユウモア全集10巻はやはり当時の流行作家、大泉黒石の作品集。日本人を母にロシア人を父として長崎で生まれた黒石(怪優、大泉晃の父)は、帝政末期のロシア、ベルエポックのパリなどで少年期を過ごし、その風貌も日本人はなれしていたにもかかわらず、その言動や作品ははなはだ日本的バンカラを気取りっている。思春期に受けた年上ロシア女の深情け、恋女房と所帯を持った後、大衆作家として糊口をしのげるようになるまでの皮革工場での悪戦苦闘のエピソードなどが面白おかしく語られる。他とぼけた短編も。

現代ユウモア全集 ⇒ Favorite ビジュアル:アーと&デザイン 02

■B-01076
上海摩登 シャンハイモダン  
sold out 
編:海野弘/冬樹社/1985
初/A5/状態B/絶版/定価\2400


1920-30年代東洋のモダニズムの殿堂「上海」。ジャズエイジ、喫茶趣味、銀幕のスター、30年代的モダンガール、上海漫画、大世界的世界、などなど魔都と呼ばれたこの都市の妖しい文化を当時の中国の資料を基に多面的に掘り下げた非常に面白い本。ちなみに日本語では魔都と同音の摩登は「モダン」の意味。

■B-01203
充ち足りた死者たち   
sold out 
ジョイス・マンスール/訳:巖谷國士/薔薇十字社/1972
初/A5変/状態B/絶版/定価\1200


シュルレアリズムの活動の中でレオノール・キャリントン、トワイヤンなど女性達が果たした役割は、その当時必ずしもメインで脚光をあびるようなモノではなかったようだ。ジョイス・マンスールもその例外ではないが、誰かの妻、愛人、パートナーということではなく、一人の詩人として、ブルトンやモリニエなどにも大きな影響を及ぼしたという意味で忘れることができない。

■E-00058
ビアス怪談集   \800
 
ビアス/訳:中西秀男/講談社/1985
10刷/文庫/状態C/カバ背スレ/品切れ/定価\300


「悪魔の辞典」があまりにも有名なビアスですが、「ふくろうの河」というタイトルでロベール・アンリコが映画化した「アウルクリーク橋の一事件」や芥川の「薮の中」にも影響を与えた「月明かりの道」など、怪奇・恐怖ものの短編にも傑作が沢山あります。

■B-01236 
椿説泰西浪漫派文学談義 ユリイカ叢書     
sold out
由良君美/青土社/1972 
初/A5変/状態C/ビニカバ痛・ヤケ/定価\900(新版価格\1890)


1970年代「ユリイカ」で連載された由良君美による19世紀イギリスロマン派文学・芸術論「ミソ・ウトポス」をまとめて出版されたもの。70年代らしいひねった装丁が、この異色の英文学史に花を添えています。

■B-00931
鮫人   \2500
 
中野美代子/日本文芸社/1990
初/四六/状態B/箱/品切れ/定価\2150


密命を帯びた若き美貌の貴公子と人身魚尾の鮫人が紡ぎ出す性交不能ゆえの鮮烈なエロティシズムが、暗く気だるい南海のエキゾチシズムの中で妖しく揺らめく・・・。
壮大な構想力により史実と虚構が凛乎と綾なす「レーゼドラマ」としての傑作幻想戯曲集。「花園っぽい」テーマではありますが、この幻想性はやはり「NOIR」のもの???

■B-00932
みいら採り猟奇譚   \1500
 
河野多恵子/新潮社/1990
初/四六/状態B/箱・帯/品切れ/定価\2200


結婚四年目、欲望の極わみに〈快楽死〉を想う夫正隆の願望は、彼の感化のもとに成長した比奈子の一途な歓びと相俟って叶えられる・・・・。」
純文学の女流は時として極限のエロスを壮絶なまでに追窮したがるようです。

■B-01231 
芸術新潮 特集・悪趣味のパワー     
sold out 
新潮社/1993 
状態B/定価\1200


エロとともに、創作というか、生きることの原動力になっているグロテスク。ヒンズー教の細密画、人体解剖モデル、タトゥ、責絵、バロック的空間、見世物小屋などなど、ありとあらゆるキッチュを集めてみました的な特集。見終わった後につい「ごくろうさま」って言っていまいそうなくらい力入ってます。

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